2010年11月20日

はやぶさ帰還のような研究室の出来事

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PFで21日から始まる共鳴磁気散乱実験に向けて、K君とその準備を進めていました。時間をかけた色々なチェックも終わり、0.1mmぐらいの単結晶を希土類磁石にマウントする段階になっていました。それは、18日(木)夕方のことでした。なんと、接着に使ったアダルライトをトリミングしているときに、単結晶を飛ばしてしまいました。どうも磁石の表面と結晶部分の接着が甘かったようです。真っ青です。たらーっ(汗)
 結晶は、幸いなことに2mmぐらいの円錐形をしたアダルライトの塊とくっついていました。まさに回収カプセルのミニチュア版です。机の横の床の上を必死に探しましたが、なかなか見つかりません。しかし、ここであきらめるわけにはいきません。そうこうするうち、K君の「あったるんるん」という大きな声がしました。普段はあまり大きな声を出さない彼がです、、、。何〜んと、結晶は隣の暗室の中央までジャンプしていました。3メートルぐらい、距離はあったでしょうか。K君に感謝感謝です。ビール 見つからなかったことを考えたら、つくば往復なんて容易いものです。
 19日には早朝PFに向かいXMCD実験をスタートさせてから、夜に単結晶の方位決めのため大学にとんぼ返りです。そして結果は滑り込みセーフです。強運ですね。強運と言えば、結晶は無傷でした。着地が悪ければ、床に結晶が当たって壊れていたはずです。バー 今、結晶は、車の後部座席にシートベルトをして座っています。方位マトリックスが4軸回折計で決まり、簡略な強度測定も終了しました。いよいよ、明朝、つくばです。 <ここで1つ教訓です> 実験は2人でやりましょう! 今回の事件では、結晶の飛んだ方向を2人が見ていて、飛んだ方向に確証が持てたことが大きかったです。

 実は19日の実験のセッティング中に少し時間があったので、M君と筑波山の頂上まで登ってきました。つくばの早朝は快晴でした。だんだんと地上近くに薄い雲が出てきましたが、ギリギリで富士山とスカイツリーの一部が見えました。スカイツリーはやはり高いです。上半分がエンピツのように雲の上に見えました。M君が写真を撮っていましたので、話の後半は彼に譲ります。
それでは、
posted by 5階 at 19:17| 神奈川 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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